しばらくお休みしていて、申し訳ありません。

個人的な話ですが、年末より私の父の体調がすぐれず、
今年1月より自分の病院に入院させて治療していました。
自分が主治医となり治療していたのですが、日々元気がなくなり
体力はおとろえ、衰弱し、2月雪の降る寒い日に父は亡くなりました。

何人もの方の死に立ち会ってきた私ですが、自分の父の死の瞬間は
冷静でいられず、気持ちは混乱し、この世の終わりかと思えるほど
絶望的な気持ちになりました。となりで泣いている母に、父の死を
宣告するのはとても酷なことであり、自分でも受容できない父の死を
母には到底理解、受容できないと思いました。

私は初めて患者家族の悲しみを体験し、理解しました。
死は本人の命だけではなく、家族、友人の幸せも奪っていくもの
だということが分かりました。

私はこの経験より、患者の命を預かった医師はその命を全力で助け
なくてはならないということを再確認することが出来ました。


より多くの人の命を救えるように、日々努力していきたいと思います。