しばらく忙しかったため、ブログをサボってしまっていました。



現在開業医をしながら、週に1日前の職場である救命救急センターに手術のお手伝いにいっています。

開業医はどうしても一人で仕事をしているので、最新の医療情報が入りづらくなります。

週に1日、多くの医師と情報交換し、知識をアップデートし、さらに最新の設備で手術をおこなえるので、とてもありがたい1日です。(疲れてへとへとになりますが。)


開業医であっても、最先端の治療ができるように努力していきたいと思っています。

開院後 はじめて救急車を受け入れることが出来ました。

エレベーターの問題、院内のスペースの問題等がありましたが、

思ったよりもスムーズに患者さんを搬入することができました。

 

 

救急患者さんの診察は、本職であり、また働いてもらっている看護士も元々救命センターの看護士なので、診察、検査、治療とも問題なくいきました。

 

 

 

救急患者さんを想定して、多少過剰気味な設備投資をしておいてよかったと思いました。

 

 

 

救急医療は医師としての基本と考えていますので、出来る限り、地域の救急医療に貢献して行きたいと思っています。

 

 

 

 

 僕のクリニックは小さいビルの三階にあるため、患者さんがどこにクリニックがあるのかよく迷われます。

今、大きな看板を出そうか迷っていますが、あんまり目立たず隠れ家的なクリニックも良いのではと思ったりします。

 

 

ただあまり目立たないと、救急隊もどこから入っていいのかわからないと困るのでどうしようかと思案しています。

 

 

 

あまり下品にならず、看板を出す方法はないでしょうか。

 

 

 

 

開業医は自分で医療行為を行うとともに、医院の経営をしていかなくてはなりません。

今まで救急医として、お金のことを考えて医療をしてきたことがない僕は、いきなり現実的な問題にぶち当たっています。自分の理想の治療をすると、経営が成り立たなくなりそうで。


基本的に、医師は利益を追求してはいけない仕事であるので、経営を考えなくではならないというのは、とても矛盾しているように感じます。



今日で6日目です。

患者さんも徐々にふえてきました。

 

 

患者さんとの距離が、開業医は非常に近いのでとても嬉しくかんじます。

 

患者さんのライフスタイルをすこしづつ改善して頂くことにより、腰痛や

肩こりなどが良くなってきているのをみると、とてもやりがいを感じます。

 

 

今までとは異なる医療分野ですが、患者さんのため、自分のために

 

日々努力していきたいと思っております。

 

 

 

 

 開業し5日たちました。

地域の方の健康管理を実践しているという実感が少しずつ湧いてきました。

いままでの救急医療とは異なり、一人ひとりの患者さんをじっくり診られることが

とても嬉しく感じられます。


しかし、クリニックの周りで救急車のサイレンが聞こえると、やはり何が起こっているのだろうととても気になってしょうがありません。


そのため知り合いの救命士に頼んで、クリニックでも対応可能な救急患者さんを運んでもらえるようにお願いしました。


今後、地域の救急医療にも貢献できればと思っています。


http://yamazaki-seikei.com




 こんにちは しばらくブログをお休みしていました。

なかなか父の死のショックから立ち直れなかったことと、父の後をついでの

開業医への準備のためブログを書く時間がなかなか取れなかったんですが、

ようやく時間がとれるようになり、また再開させて頂きます。

私の父のように、健康を過信し、突然亡くなる方を救命センターでたくさん診てきました。

30歳を超えると、健康は気をつけないと維持できなくなります。食事、運動などあたりまえのことですが

不摂生をするとあっという間に成人病のなってしまいます。

救命センターで突然死をした方を分析すると、やはり健康管理が杜撰な方が多く、糖尿病、高血圧、高脂血症などが基礎にある方は死亡率が高くなる傾向があります。

この救命センターでの経験をふまえ、開業医として病気の積極的な予防を勧めて行きたいと思っています。

私は救急医でありかつ、整形外科の専門医もあるため整形外科を標榜し開業します。

しかし、整形外科の範囲にとらわれず、患者さん自身(精神的に、身体的に)全身を診て行きたいと思っています。今後ともよろしくお願い致します。


季節柄か自ら命を絶つ人がこのところ増加しています。

原因は人様々ですが、みな人生に絶望的になっての自殺のようです。

死ぬことにより、もしかしたら本人は絶望から開放されるのかもしれませんが、

のこされた家族、友人の方々のショックは計り知れません。


私たち医師は、亡くなった方よりも、亡くなった方の家族により大きな時間を割きます。

つい数時間前まで元気でいた方がいなくなってしまったという現実は、通常はなかなか

理解できないですし、到底受け入れることができるわけありません。

死を受け入れて頂くために、順を追ってゆっくり説明します。家族の悲しみが大きいほど

我々の悲しいみも大きくなります。


今現在自殺を考えている人に対して、

可能であれば、心療内科、精神科にかかり安定剤や抗うつ剤等のお薬を処方してもらって

下さい。薬の内服により気持ちはかなり楽になります。


    いそがない

    がんばらない

    なまけない


あせらず、いそがず、スローライフで行きましょう。あなたの周りには心配してくれている

人がたくさんいますよ。





自分や身内が病気になったり、亡くなったりして初めて
健康でいることの大切さがわかります。健康を損なうことは、
自分や家族の精神的、身体的な苦痛となります。健康は失っ
てからでは、お金では買えないということがよくわかります。
そのため病気にならない予防が非常に大切だと思います。

あたりまえの健康は、あたりまえではなく微妙なバランスの
上でなりたっています。年をとるにつれて、いろいろなストレ
スがかかるにつれて、このバランスは崩れていきます。骨や筋
が弱れば寝たきり状態へ、免疫系が弱れば癌、自己免疫疾患の
発症、血管系が弱れば心筋梗塞、脳梗塞の発症へと、弱くなっ
たところの病気が発症します。最近の研究では100歳以上の健康
長寿者は、体全体がバランスよく老化しているといわれています。
 
私は今まで病気の人ばかりを治療してきました。これは医師と
して当たり前のことですが、今回自分の父の死を経験し、病気
になる前の健康の維持、健康のさらなる増進をサポート
するこ
とも医師としてとても重要な仕事であると思いました。この健
康増進を大きなテーマとしている、抗加齢、抗老化医学(アン
チエージング医学)今後注目して行きたいと思っています。

 皆様の健康と幸せを心よりお祈りしております。
しばらくお休みしていて、申し訳ありません。

個人的な話ですが、年末より私の父の体調がすぐれず、
今年1月より自分の病院に入院させて治療していました。
自分が主治医となり治療していたのですが、日々元気がなくなり
体力はおとろえ、衰弱し、2月雪の降る寒い日に父は亡くなりました。

何人もの方の死に立ち会ってきた私ですが、自分の父の死の瞬間は
冷静でいられず、気持ちは混乱し、この世の終わりかと思えるほど
絶望的な気持ちになりました。となりで泣いている母に、父の死を
宣告するのはとても酷なことであり、自分でも受容できない父の死を
母には到底理解、受容できないと思いました。

私は初めて患者家族の悲しみを体験し、理解しました。
死は本人の命だけではなく、家族、友人の幸せも奪っていくもの
だということが分かりました。

私はこの経験より、患者の命を預かった医師はその命を全力で助け
なくてはならないということを再確認することが出来ました。


より多くの人の命を救えるように、日々努力していきたいと思います。